11月といえば、紅葉が綺麗な季節。
皆様は、紅葉狩りにお出かけのご予定、ございますでしょうか??
今回は観葉植物を離れまして、紅葉について面白いお話をひとつ。。
まず、よく知られる紅葉には、赤く変色する紅葉(こうよう)と、
黄色く変色する、黄葉(こうよう)があります。
原理はこんな感じ( ^_^)/
秋も深まり気温が10度を下回りだすと、普段は葉に含まれる緑の素、
クロロフィル(葉緑素)が、季節の変化による日照不足のために分解され、
量が減っていくことによって緑が薄くなります。
黄色く変色するように見えるのは、元々葉が持っている黄色の色素『カロテノイド』が、
クロロフィルが減ることによって表に少しずつ現れてくるものです。
ただし!もともと葉が持っている『カロテノイド』は極少量で、それだけでは鮮明に
黄色には見えず、さらに赤い色素『アントシアニン』に関しては、元々は葉に
全く持っていないもので、実はこれらは葉が紅葉の時期、そのためだけに
わざわざ作り出すものなんです。
紅葉する種類は、クロロフィルが減少するのと同時に、枝と葉の間に水分を
通しにくい特殊な組織ができ、葉は木そのものから分断されます。
しかしながら、葉はそれでも光合成を続け、普段は成長のために使われる
栄養である糖とアミノ酸を生成し続けます。
このたくさんの糖やアミノ酸は葉に蓄えられ、また降り注ぐ光があることで、
葉は次の段階として自身のなかで、さらに多くの『カロテノイド』や『アントシアニン』を
生成していきます。
実はこの働きは謎が多く、この成分は害虫の嫌うものではなく、
なんで落ちてしまう葉にこのようなコストの高い変色作業を行うのかは
はっきりと解明されていません。
ある研究者の発表では、これは
「私はこんなにたくさんのアントシアンやカロテノイドを合成できるんだから、
耐性が強くて寄生しても成功できないわよ!」
という害虫に対するアピールなんだとか( ̄  ̄!)!?
まるで紅葉の木っていうのは、大阪のおばちゃんみたいですねぇ( ̄ー ̄)。
「黄(気)が強くて見栄っ張りだけども、いつも赤(明)るく、人を幸せにする」
。。おあとがよろしいようで。テケツンツンツン・・(; ^^)。。。
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