今回はポトスなど、つる植物の、【登はん性】のお話を少し。。
植物は皆さんご存知、光合成をすることによって生きています。
光合成では根から吸い上げた水を分解して酸素を放出し、二酸化炭素から糖を
合成する働きで、その過程に必要なのが、光、になります。
もちろん、それを求めて植物は、自然界では自身をより高く、大きくしようとしますが、
そのためには、自身を支える太い幹が必要。。
それにエネルギーを使わず、いわば【漁夫の利】作戦で、大きい木にしがみついて
登ってやれ!というのがつる植物です。
(ほにゃららカズラ、の、カズラはつる、という意味です\(^^ ))
よく、へゴ仕立てとよばれるものは、
へゴというシダ性植物の幹部分を支柱にして、それに植物をつたわせたものですが、
人工的な金属製の支柱と植物と違う点がひとつ。。
それはポトスなど「つる性植物」が付着根と呼ばれる根を出して
しがみついているか、ということ。
付着根を出して上へ伸びてきたポトスは、光量が増えてきたぞ、
しめしめ( ̄+ー ̄)。。
ということで光を取り込みやすいよう、葉がどんどん大きくなってきます
しかしここで難点が。。
高さが出ると、低い位置には無かった、雨、強風という問題が( ̄Д ̄;)!!
柳のように風を受け流すしなやかさを持っていないポトスは、ここで思い出します。。
「。。そういえば、同じサトイモ科のモンステラちゃんは、
葉に大きな割れ目があったわねぇ(〃∀〃;)。。」
そういうわけで、高さが出て大きくなったポトスは、モンステラと同じ理由で、
雨風の通り道、葉に割れ目を持つようになります。
葉の直径が1メートルにもなって、モンステラみたいに大きな切れ目の
入ったポトスの葉って想像つきます!(^^)!
同じく、ポトスは同時に匍匐(ほふく)性もありますので、
下のほうでは別の木を目指して、一所懸命につるを伸ばしています。
この場合はつるの先ほど葉っぱは小さくなるんですよ。
ポトスのつるを切って、コップの水にさしておくとそうなるので、
やって見てくださいね。
んん~!貪欲ですねぇ~(゜▽゜;)
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