サンセベリア ケニア セメントポット サンスベリア・ケニア セメントポット 観葉植物 本物

規則正しく、左に右に。

近年でも新たな品種がみつかったり、園芸交配によりとても多くの種類が存在するサンスベリア。
大きさもテーブルサイズの小さなものから10号鉢サイズほどのものまで様々です。
今回ご紹介するサンスベリアは、サンスベリア・ケニア。

ケニアは肉厚の太い葉が螺旋（らせん）状、または扇状に展開していく種類のサンスベリア。
希少種の多いサンスベリアの中でもレアな部類にはいります。
長い時間をかけて、左右交互に葉を出していく過程はどこか、
寡黙な職人がじっくり丁寧に、仕事を遂行しているようにもみえます。

考察のすすめ

今回このケニアの情報をリサーチしている中で、
「一年目は螺旋状に育ったが、二年目は扇状に育った」という意見を目にしました。
確かによく見ると、下葉にあたる古い葉は螺旋状に近い伸び方をしていますが、
ある高さから扇状に展開しているのがわかります。

（ここからは推測になりますが）原産地での様子を想像してみると、、、。
種から発芽した、幼い葉のあいだは上からの日光をできる限りたくさん浴びようと
下の葉、上の葉と重ならないように螺旋状に葉を出していき、
ある程度の高さになったところから、今度は葉の側面で日光をうけ、なおかつ
下葉の邪魔をしないように扇状に展開するようになっているのではないか、、と考えました。

この仮説が間違っていても（笑）、この植物の最大の魅力は、その特徴的な葉にあります。
そういった「植物のルーツ」について、芸術的な造形を眺めながらじっくりと考察してみるのもいいですね。
そう、職人の丁寧な仕事のように。